小型犬に多い気管虚脱|初心者飼い主が気づいた咳のサイン
ある夜のこと。ヨークシャーテリアのリリが、ソファでくつろいでいた真理さんの隣で突然「ガーッ、ガーッ」と苦しそうな咳をしました。まるでアヒルやガチョウの鳴き声のようです。
「え!?のどに何か詰まったの?」と慌てて水を差し出しましたが、リリはしばらく咳き込み、その後はケロッとした様子。
「ただの一時的な咳かな…」そう思いつつも、不安が残った真理さんは動物病院へ連れていくことにしました。
病院で知った「気管虚脱」という病気
獣医師:「これは気管虚脱(きかんきょだつ)の可能性があります。特に小型犬によく見られる呼吸器の病気なんです。」
初めて聞く病名に戸惑う真理さん。先生は模型を見せながら説明を続けました。
獣医師:「気管は空気の通り道ですが、小型犬ではその気管の軟骨が弱く、呼吸のときに潰れてしまうことがあるんです。すると空気がスムーズに流れず、あの特徴的な“ガーガー咳”が出ます。」
思い返せば、散歩中に興奮したときや首輪を引っ張ったときにも同じような咳が出ていたことを思い出しました。「あれも気管虚脱のサインだったんだ…」と真理さんはハッとしました。
どうして小型犬に多いの?
獣医師:「チワワやポメラニアン、ヨークシャーテリア、トイプードルなどは特に多いですね。体が小さい分、気管も細く、先天的に弱い子もいます。」
また、肥満や過度な興奮、首輪での圧迫も症状を悪化させる要因になることを先生は教えてくれました。
家庭でできるケアと注意点
診察を終えて帰宅した真理さんは、さっそく生活の中でできる工夫を取り入れることにしました。
獣医師:「お散歩は首輪ではなくハーネスを使ってください。のどへの圧迫を避けることができます。それから、体重管理も大切です。肥満は呼吸器に大きな負担をかけます。」
その日からリリはハーネスで散歩するようになり、おやつも控えめに。室内では過度な興奮を避けるために静かに過ごせる環境づくりを心がけました。
まとめ
小型犬に多い気管虚脱は、「ガーガー」という独特の咳がサインです。
最初はちょっとした咳だと思っても、それが繰り返し見られるなら早めの受診が大切です。
日常でできる工夫――ハーネスでの散歩、体重管理、落ち着いた生活環境――が、愛犬の呼吸を守る第一歩になります。
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