小型犬に多い心臓病「僧帽弁閉鎖不全症」|初心者飼い主が気づいた小さなサイン

小型犬に多い心臓病「僧帽弁閉鎖不全症」|初心者飼い主が気づいた小さなサイン

ある夕方のこと。キャバリアのルナと散歩をしていた美咲さんは、ふとした違和感に気づきました。
普段なら元気に歩くルナが、今日は少し足取りが重く、途中で立ち止まっては「ハァ、ハァ」と荒い息をしています。

「疲れただけかな?」と思いながら帰宅しましたが、その夜、ルナは寝ているときに軽い咳を繰り返していました。
心配になった美咲さんは翌日、動物病院を訪れることにしました。


病院で知った「僧帽弁閉鎖不全症」という病気

獣医師:「ルナちゃんは僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう)の兆候があります。小型犬、とくにキャバリア、チワワ、マルチーズなどに多い心臓の病気なんです。」

初めて聞く病名に美咲さんは驚きました。先生は心臓の模型を使って丁寧に説明してくれます。

獣医師:「心臓には血液を送り出す弁があるのですが、その弁がしっかり閉まらなくなることで、血液が逆流してしまうんです。
すると心臓に負担がかかり、咳や疲れやすさといった症状が出るようになります。」

気づきやすいサイン

美咲さんが見た「咳」「息切れ」「疲れやすさ」は、まさにこの病気の典型的な症状でした。
軽度のうちは見過ごされやすいのですが、進行すると肺に水がたまる(肺水腫)など重い合併症を引き起こすこともあると先生は教えてくれました。

獣医師:「飼い主さんができる大切なことは、“いつもと違う咳”や“ちょっとした疲れやすさ”に気づいてあげることです。
小さなサインを見逃さないことが早期発見につながります。」

治療と家庭での工夫

幸いルナは初期の段階だったため、投薬治療で進行を抑えることができると診断されました。
美咲さんは日常生活でもできる工夫を教わりました。

獣医師:「興奮させすぎないようにし、適度な運動を心がけましょう。塩分の少ない食事も心臓への負担を軽くします。
定期的に検診を受けて、心臓の状態をチェックしていきましょう。」

それから美咲さんは、散歩を短めに切り上げたり、階段や急な運動を避けるようにしました。ごはんも塩分控えめにし、ルナの体調をよく観察する日々が始まりました。


まとめ

僧帽弁閉鎖不全症は小型犬に多い心臓病で、咳や息切れ、疲れやすさといった小さな変化から始まります。
早期に気づいて治療を始めることで、進行を遅らせ、愛犬とより長く健やかに暮らすことができます。

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